【VGC2019】PJCS2019使用"予定"構築 鬼哭啾々グラネクロ
☆はじめに
こんにちは。念願の全国大会でしたがあまりにも悲しい事件が起きたので枕を濡らしながら記事を書いています。
パーティはかなり練ったと言えるんじゃないかと思うので最後まで読んでいって下さい。
使用TN:RabbitRabbit(INCNov日本9位)
☆戦績
0-0(意味不明)
詳細はこちら
jcs3-4でした。
— アクアぽ (@Aquapo_w) 2019年6月8日
敗因はネクロズマにハートのウロコを持たせていたことなのでまた出直します
応援してくれた方ほんまにごめんなさい💦
3-4の60位でした。世界権利獲得ならず。
☆構築経緯
構想段階
このウルトラシリーズにおいて、個人的に最大限警戒しなければならないと思ったポケモンが
,,,だと考えていて、それらに五分〜有利が取れるポケモンを使いたいと考えた結果、で相手ポケモンの上から天焦がす滅亡の光を通す動きが交代などで受けにくく、とても強いと感じた。
しかしいくら専用Zワザでも、ステータスを大きく耐久に割いたポケモンには耐えられてしまうので、Zワザの火力増強含めてウルトラネクロズマの補佐ができるポケモンとしてを採用。これによってウルトラネクロズマのステータス配分に自由度が増した(後述)。
もう一体の伝説ポケモンとして、Zワザで倒せるとは言え、一度ジオコントロールを決められてしまうとウルトラネクロズマにはを止めることが出来ないため、ストッパーとして、さらにアタッカーとして申し分ない枠としてを採用。ゲンシグラードンはウルトラネクロズマの苦手な,,フェアリータイプ等にも強く、相性補完が取れている=ある程度の受け回しが可能である ことも決め手だった(自分は受け回しができるパーティの方が得意なため、基本火力がとても高いこのルールでは助かった)。
残り3枠は実際に回してみて、各アーキタイプへの選出や立ち回りまで含めて決めようと考え、叩き台として上記3体に何となく強そうな気がした,,を加えた6体で試運転を始めた。
構想当時のパーティ
方針の確定
試運転してわかったことと改善点
・のコンセプトは間違っていなかったこと。ガオガエンが相手の盤面にいる状態で隣に天焦がす滅亡の光を打つ動きがとても強かった。
・を採用することでトリックルームを絡めたゲームプランが立てられるようになり、不安だった+にある程度戦えるのでパーティに適していること(メガレックウザ+ゼルネアスはメタの対象ではあるが、そのメタ要素を跳ね除ける程のポテンシャルを持つ並びと言えると考えていた)。
・やが入っているパーティがかなり厳しいこと。イベルタルは環境にはそこまでいないだろうと予想していたがルナアーラ、特にが入っているタイプに為す術がなかった。
・意識で採用したをほとんど選出しなかったこと。実際はのような選出を多くしていた。
・がの上を取れない以上、択にすらならないのでドーブルの上を取ってねこだましが出来、選出しなかったに比べて自然とメガシンカを選出に組み込めるを採用。に強いのも高評価。
・にはりゅうのはどうを採用していたが、選出段階でと並んでいるからか、仮想敵であるが選出されない試合が多かった。にも刺さる技ではあったが当時数を増やしていた とつげきチョッキ を持ったメガレックウザには耐えられてしまい、一発芸をしようとして耐えられてしまうリスクがあるのなら採用する意味は薄いと感じ、次点で目を付けていた、催眠等の回答にもなるみがわりを採用。ガリョウテンセイをみがわりに打たせてステータスが下がったところを倒す立ち回りが可能になった。
ここまででがかなりパワーが高い並びとなり、残り一枠を考えることになった。
最終調整
残り一枠として,,が有力な候補にまず挙げられ、今の5体での課題が+にを加えた形(単純なおいかぜ展開であればによる切り返しが可能だが、クロバットはちょうはつを持っているため素早さにおいて終始マウントを取られてしまう)への回答であったので、この並びの攻略ルートから逆算してを採用(後述)。
この時点で全国大会までおおよそ2週間近く時間があったので、残りの時間で細部の調整や各アーキタイプへの立ち回り、選出をフレ戦を続けて確定させていった。
☆パーティ全体について・個別解説
パーティの強み
・基本選出が、もしくはのため、メガシンカ枠、伝説ポケモン、Zワザ枠を無理なく選出できる点。
・一見がウルトラバーストするかどうかの判別が付きにくく、相手にとって最適な選出が分かりにくくなる点。
・はモーションの演出が長いため、全国大会で採用されている総合時間制においてルールが勝ち筋になる可能性がある点。
・普通対策するには枠を割かないといけない入りのパーティに対して「ネクロズマを選出する」だけで対策ができる点。
・でZワザを通すプランものトリックルームからで暴れるプランも汎用性が高いので同じパーティに対しての2戦目以降、ファーストプラン以外のプランを狙うことができる点。
パーティの弱み
・地面タイプの技がパーティ単位で一貫しているので、のだいちのちから程度ならともかく、のジメンZやのだんがいのつるぎ(だいちのちから)が安定して通されてしまうと非常に厳しくなる点。
・パーティに特性いかくのポケモンがいないので、少し立ち回りが窮屈になってしまう点(調整を繰り返して経験で勝てるようにして誤魔化していた)。
個別解説
175(20)-159(0)-148(4)-152(148)-147(140)-134(196)
フォトンゲイザー/だいちのちから/みがわり/まもる
解説
解説
ゼルネアスへのストッパーとしての採用ではあったが実質的には第二のエースである。Aに関してはあまり大きく努力値を割いても有用な範囲での確定数は変わらないと思っているので92振りで止めている。
ツンデツンデを選出しない際に非トリックルーム下で動かすことになるので、最低限の行動保証としてグラードンのだいちのちから耐えまでDを伸ばして残りをCに回している。
Cに関してはイベルタルやルナアーラなどへふんかで大きく負担をかけたいので伸ばせる限り伸ばすことを推奨したい。
パーティにだんがいのつるぎの外しをケアできる要素がないので、不必要にだんがいのつるぎを打たないように意識していた。
解説
汎用メガ枠、対ルナアーラ枠としての採用。このルールはノーマルタイプの技を半減以下にできる伝説ポケモンが非常に少なく、いかくを回されない試合は非常に交代先に圧力をかけることができた。
かみくだくがあるのにふいうちを採用した理由は
・伝説ポケモンが二体とも地面タイプの技を持っているのでけたぐりが必要ないと感じたこと。そもそもガルーラの選出画面の圧力があるのかツンデツンデを出されることも少なかった。
・ルナアーラ、特に微妙に存在していたスカーフルナアーラへの回答。かみくだくを初手見せた後の詰めでのふいうちの的中率が非常に高くなる。
・多少ピンポイントにはなるが後述のカプ・レヒレのムーンフォースとふいうちを合わせてガリョウテンセイを選択したメガレックウザを突破できる立ち回りが状況によって可能なこと。
また、Sを落としているのはルナアーラ入りへ対しての立ち回りがトリックルーム展開なので下からかみくだくを通したかったため。トゲデマルとの対面でこちらが一方的に怯えなければいけないこと以外は問題を感じなかった。
解説
トリックルーム展開の展開役、ゼルネアスへのメタカードとしての採用。Dにかなり厚く振っているので大抵の場合はガルーラのねこだましと合わせてトリックルームが可能。
いわなだれについて、個人的にこのルールで"一体動かない"ことは全国ダブルや地方ダブルよりも勝敗に直結しかねないと考えていて、それをローリスクで一方的に仕掛けられるのは7戦という規定回数で勝率を上げる必要がある大会では強力だと判断し採用に至った。
Aにあまり割いていないのでゼルネアスはジャイロボールを一度は耐える前提で動いていた。ワンパンできたらラッキー、程度。
ワイドガードはお互いに不要な択を考えてしまうので不採用。相手にだけ考慮させておけばいい。
146(4)-×(0)-95(0)-200(252)-136(0)-147(252)
サイコショック/ムーンフォース/マジックルーム/サイドチェンジ
解説
固有特性であるサイコメイカー目当てでの採用。メガボーマンダやメガゲンガー、カプ・コケコの上を取らせたかったのでこだわりスカーフは自然と決まった。こごえるかぜを受けた後も動かせるのは普通に強かった。
サイコショックなのはウツロイドやゼルネアス、あまり対面はしないがゲンシカイオーガへのダメージを稼ぐため。
マジックルームは打つ機会こそ少なく、当日の朝までしぜんのいかりやマジカルシャインと悩んでいたが、ゼルネアスとドーブルorモロバレルが入っているパーティに対して初手カプ・テテフ+ネクロズマと自信もって選出ができる精神安定剤として採用。
サイドチェンジは決め打ち用(後述)。
○H:4n
○C:端数
○D:端数
○S:こごえるかぜ込みで100族抜き抜き抜きくらい、ミラーへの気持ち意識
解説
基本的に初戦では対カイオーガレックウザにしか出さないピンポイントカードでのずぶとい採用。もしBO3まで漕ぎ付けたら無理やり選出に組み込めないこともないのも採用理由。
持ち物がオボンのみなのはいかりのまえば(しぜんのいかり)+無補正珠ガリョウテンセイまでならオボン込みで有利乱数で耐えられるため。
技に関しては役割対象のメガレックウザに遂行するためのムーンフォース、カイオーガやガオガエンに強引に削りを入れられるしぜんのいかり、クロバットに入れるだけでいかりのまえば+ガリョウテンセイを封じられるこごえるかぜ、カイオーガの圧力を減らせる(レックウザを盤面に呼び込みやすくする)ひかりのかべの4つで完結していると考えている。
☆選出と立ち回り
相手の取り巻きは多様なので判断の軸となるポケモンのみ。
基本的な思考
・トリックルームを貼るか貼らないか
・トリックルームを貼らない場合はさっさとS操作させて切り返す準備をする
・グラードンとネクロズマどちらをダメージ役、詰め役にするのか
・ネクロズマのみがわりが有効か
通常選出
① vs
選出:(が相手にいる場合,or)
相性:微有利
トリックルーム展開からのネクロズマでの詰めを狙っていく。レックウザのじしんやかわらわりで不意を突かれないよう注意する。相手側もツンデツンデに対する回答は持ってきているはずなので他のアーキタイプよりは立ち回りが出るマッチだと思う。また、ネクロズマのみがわりが残せると勝ちがかなり近づく。
② vs
選出:,or(相手のS操作役やフィールド持ちによって)
相性:有利
ガオガエンに受けられないように注意しながらZワザを狙っていく。初手対面によっては非バーストみがわりが安定して貼れる。
グラードンで詰めたいので目指す最終盤面はグラードンorツンデツンデvsゼルネアスが理想。
③ vs
選出:
相性:五分五分
決めている選出で唯一カプ・レヒレを選出するアーキタイプ。大抵ガオガエンやカプ・レヒレ、クロバットとセットなのでこごえるかぜでS管理をしながら相手のおいかぜが切れるタイミングで切り返していく。レックウザと一体を処理してひでり状態でグラードンvsガオガエン+カイオーガを対面させる最終盤面が理想。
④ vs
選出:
相性:トリルが貼れるなら有利、そうでないなら微不利
相方がゼルネアスでもグラードン、カイオーガでも立ち回りは同じ。トリックルームを貼り、グラードンで暴れつつルナアーラの処理ルートを毎ターン考えながら立ち回る。初手対面またはトリックルーム下グラードンでルナアーラを処理できるか、最終盤面がガルーラvsルナアーラになるかが理想。ルナアーラ処理が早めにできればネクロズマで詰められる。ネクロズマの技圏内に入ってもスカーフルナアーラの可能性には十分注意したい。グラードンルナアーラの場合重力催眠が厄介なので、まだ考察不足ではあるが選出にカプ・レヒレを組み込むのも考えられるかもしれない。
⑤ vs
選出:
相性:五分五分~不利
ルナアーラと同じくトリックルーム展開からグラードンで削り、ネクロズマで詰める。ルナアーラと違うのはガルーラで容易に突破できないことと、ネクロズマでイベルタルをHPを1も削ることができないこと。基本的にはツンデツンデとグラードンでイベルタルを見ることになるが、二体ともD方面が柔らかい点でルナアーラよりは不利であると考えられる。理想の最終盤面はネクロズマvsもう一体の伝説ポケモン。
⑥ vsネクロズマミラー
選出:相手に応じて
相性:微不利~不利
唯一不利マッチと言えるかもしれない。まずあかつきのつばさの場合シャドーレイ、フォトンゲイザー、だいちのちからの技範囲でこちらのポケモンが大きく削られてしまうし、たそがれのたてがみでもめいそう型だとかなりの苦戦を強いられてしまう。
バーストかトリックルームかを割り切って戦うのがベターだが、正直全国大会では少ないは言い過ぎにしろ多くはないと思っていたので切り気味だった(実際上位には思ったよりいたのでトップカットに仮に残れたとしても勝ち抜ける自信はないなと観戦していて感じた)。
決め打ち
基本的には上に挙げた選出立ち回りになるが、取り巻きによっては決め打ちをしていることもあったのでそのパターンを紹介する。
① vs
選出:
大抵の場合ゲンガーガオガエンから入ってくる。初手ガオガエンイベルタルバック一点読みでガルーラカプ・テテフバックふんかを選択。イベルタルが出てこなくてもねこだましとゲンガーの不穏な動きに対するケアは効いている。イベルタルさえ処理できればネクロズマでの詰めが可能。
② vs
選出:,or
必ずと言っていいほどルナアーラミミロップで入ってくる。一見サイコショックミミロップ方向トリックルームでよさそうに見えるが、非メガうそなき+ムーンライトブラスターでツンデツンデが倒されてしまう択が残るのでこちらは全てにケアが効いているサイドチェンジ+トリックルームを選択。一体失ってのスタートになるがトリックルーム最初のターンからグラードンを出せるので意外とリカバリーは効く。
☆おわりに
ハートのウロコ事件はあったのですが、いつまでも言ってても仕方ない&カッコ悪い&そのせいでこのパーティの評価が落ちることが嫌だったのでもう特に語ろうとは思いません。
去年は柵の外だった自分が中で戦ってみて、こんな負け方しても(したから?)また戦いたいなあと思ってしまったのでモチベが続けば来年も頑張りたいな~と考えています。
誤字脱字・相談や、世界行く人でもし助けになれるようなことがあれば@Aquapo_wまでdm飛ばしてください。
最後に、情けない結果だったけど最後までパーティ構築や調整に付き合ってくれた紫炎を始めとしたスペレ塾+αのみんな、ありがとう。
おわり
最後に
タイトルの意味らしい。
ほんとにおわり。